高値掴みを回避する方法
24時間チャートとにらめっこしているわけにはいきませんから寝ている間に大きく相場が動いていることもあります。
この流れは明らかに上昇の流れで勢いもあり買い一択だと出遅れないように買いエントリーしたところ、そこから徐々に下がり始め、結果的に高値掴みで失敗トレードという経験は誰しもあると思います。
こういう高値掴みを回避するには、どうすれば良いでしょうか?
答えは、現在の価格帯の位置が行き過ぎているかどうかを確認してエントリーのタイミングを計れば、高値掴みを回避出来ます。
それでは現在の価格帯の位置が行き過ぎているかどうか見極める方法は?
それは、移動平均線を使い見極めます。
現在の位置が行き過ぎているかどうかを見極めるには移動平均線から乖離していないかをチェックすることです。
相場というものは、移動平均線という平均価格をグラフにした価格帯からの拡散と収束と繰り返しながら波の形を作って動いていきます。
勢いよく動いて拡散していく際には移動平均線から大きく乖離して進み、行き過ぎると必ず収束の動きに入り離れていた移動平均線へ近づいていきます。
私のトレードは、超短期のトレードなので乖離をチェックするのは1時間足の75本移動平均線です。
長期でやっている方は、週足だったり日足だったりそれぞれのトレードにあった移動平均に置き換えれば良いだけです。
エントリーする前に、現在の位置を確認し移動平均線から大きく乖離していた場合には移動平均線付近まで収束するのを待ちます。
移動平均線付近まで収束してきたら、そこから短期足である5分足で高値安値切り上げの上昇転換パターンが出現するまで待ちます。
高値安値切り上げの上昇転換パターンの出現を確認したらエントリーです。
そうすれば過熱していた価格が一旦移動平均線付近まで収束して過熱感が冷えているので、そこからの上昇転換パターン確認でのエントリーなら高値掴みの失敗トレードのリスクはほぼ回避できます。
利確も損切りも同じ
私に対してよく利益確定の基準を教えて下さいとか、損切りの目安を教えて下さいと言ってくる方がいますが、私は利益確定も損切りも同じ目線で実行すべきだと考えています。
どちらもポジションを解消する、つまり決済するというという同じ行為で、私の場合は損失のリスクから逃げるという感覚でいつもいるので、いずれの場合も損切りという目線で実行しています。
例えば利益が出ている時に、最大の利益から利益が減少した時に、損失のリスクから逃げる損切りの感覚で決済するという意識でいると、利益確定が遅れてせっかくの利益が損失に変わるまで決済の判断が決済できないというような失敗は無くなります。
よくありがちな失敗は、利益確定を迷っているうちに流れが変わりマイナスになった時、あの時決済していれば利確出来たのに、という悔しさから損切がなかなかできなくなり、戻るまで待とうとしてしまうことです。
マイナスのポジションを持って戻るまで待つという行為は、時間とお金の無駄です。
こういった場合、分かっていても心理的にその決断が出来ずらくなるんです。
ちなみに私の損切りのルールは、マイナス幅ではありません。
買いポジションの時は下に行く空気になった時、売りポジションの時は上に行く空気になった時に即決済するようにしています。
トップページの基本的な考えにも書いていますが、いくら利益が出ているとか、マイナス幅がいくらになったとかを考えることに時間を割いていると、それだけ集中力が削がれて判断が遅くなりますし、自分の間違いを認めたくない、損失を避けたいという人間心理が働いて損切りが遅れるようになります。
つまり私はそんな計算などせずに、流れを読むことのみに集中して、上に行く流れの時は買って、流れが止まって逆に動きそうな動きになったら即決済するというシンプルな行動を常にしているということです。
決済に動いた時の値段が、結果的にエントリーした時と比べて利益が出ていたか、損失が出ていたかでその行動が利益確定なのか損切りなのかに分かれるだけです。
私は、エントリーした後には常に自分の判断が間違っていた場合を想定して逃げることを最優先に考えていますので、例え利益が出ていようがいまいが逆に動く空気を感じたら即決済しています。
つまり、利益確定の目安とか損切りの目安とかの区別はなく流れがが変わったら決済するというルールです。
実際大きく損失を出してマーケットから退場していく人のほとんどは、心の弱さからくる自滅です。
心が弱いから冷静な判断が出来ずに負けてしまっているんです。
私の心も弱いです。
弱いから冷静な判断が出来ず失敗を繰り返しました。
その経験から、損益など計算せずに流れを読むことのみに集中するというルールを作ったんです。