株初心者が稼げるようになるトレード法

私のトレードに関する基本的な考え


私は、現在会社勤めも経営もしておらず、主な収入源が株トレードを含む短期トレードなのでプロトレーダーということになります。
”投資”としての株の運用はしていませんので、そういったスタイルでやっている方にはこのサイトは何の役にも立ちません。

私は、株トレードを含む短期トレードに必勝法などないと考えています。
どんな天才的なトレーダーも頻繁に失敗し損をします。
よく広告などで、たったこれだけで稼げるとか、損切りしない投資法だとかを目にしますが、そんなものはカモを呼び寄せるためのキャッチコピーに過ぎません。
具体的な有名トレーダーの例をあげると、大学在学中に資金160万円から株式投資を始めた通称BNF氏も、初めから上手くいっていた訳ではありません。
始めた当初は、資金が50万円を割り込むまでに減らしたと語っています。
BNF氏は、最初のころの間違った投資行動について、”授業料ですよ。痛い思いをしないと分からないんですよ。” と語っています。
この授業料をまったく生かせずに退場していく人がほとんどなんです。

彼がなぜ勝ち続けられるかと言えば、その授業料を生かして、なぜ失敗したのか、自分のどういった考え方が間違っていたのか、勝っているトレーダーの思考と負けているトレーダーの思考に違いは何かなど、自分の投資行動を検証し、失敗した考え方や行動を禁止事項などのルールとし、勝てる考え方や行動を勝てるトレードルールとして作りだして、それを守り続け、尚且つ進化させ続けているからです。

例えば、エントリーに失敗したら、すぐに切ってニュートラルな状態にする。
そして、次のチャンスで再度エントリーすればいい。

この単純なルールを守り続けるだけで、投資成績に大きな差が出来ます。
BNF氏も、いかに儲けるかを考えるのではなく、いかに ”大きな損をしないか” を考えると言っています。

トレードルールは、各個人の性格によって差がでるのは当然ですが、私の基本的な考えは、チャンスがくるまで待って(絶好のチャンスがくるまではエントリーしない)エントリーし、流れが変わりそうになったら利確、もし失敗だったら即切って次のチャンスまで待つ。
これを単純に繰り返します。

私の株トレードのスタイルも、分速トレードです。
と言いますか、こちらが元祖で、FXは225先物をトレードする上で、ドル円相場と連動性が高いので監視しているうちに、FXの方が値動きが分かりやすくて取りやすいと感じたので、後からFXを始めました。
変化のスピードが速い現在の投資環境では、この方法が失敗が少なく、継続的に利益を上げ続けられる手法で、一番リスクが少ないと考えています。

私のトレードに関する基本的な考え方としては、時間がたてば状況が変わる(具体的には市場参加者の心理状態が変わる)ためポジションを長く持たない事です。
ポジションを持つということは、常に状況の変化により損失のリスクがあるということですから、損失のリスクから逃げることを最優先に考えています。

つまりエントリーした時は、こういう流れだったのでこういうポジションを組んだのに、その流れがいったん止まると流れが逆になる可能性もあるので、即ポジションを解消して次に備えるというものです。
流れとは、市場参加者の大衆心理が作ります。
そして市場参加者の心理は、値動き一つで簡単に変わっていくものす。

一旦流れが止まっても、アイドリング時間を経過したのちに、また流れがそのまま継続することはよくありますが、その時は再度エントリーすればいいだけなので、値段や利幅にこだわらず、流れを最重要視するという考え方です。
早く降り過ぎることによる利益拡大(実際しばらく押した後で、更に加速度的に上昇するということも多いです)機会の損失を指摘して、握力勝負などと言う方も多いと思いますが、私の場合、来るかどうかわからない上昇第二波を待つというのは、性格的に合わないので、こういった方法を取っています。
マイルールでは、 ”押し目は狙うな、押したら切れ” です。
もし上昇第二波が来たら、来てから乗ればいいだけです。

リーマンショックは予測可能だったかもしれませんが、東日本大震災は誰が予測できましたか?
ましてや海外の突発的な出来事を、誰が予測できますか?
ストップ高比例配分で終わった株が、翌日にはストップ安まで売られることなんてたびたびあることですが、なぜそんな理不尽な値動きをする株を、多くの人は買いたがるんでしょうか?

よく掲示板などで、人気化して急上昇した株が急落して含み損を抱えても、中長期で考えているから安くなれば買い増しできてうれしい、などというコメントをしている方を見かけますが、明日何が起こるか分からないのに、半年も1年も先の事なんて誰にもわかる訳はありません。

そもそもそんな株に飛び乗ってる時点で、短期値幅を狙ったトレードであるのが明白なのに、損失を出したから長期に切り替えているのが見え見えです。
これは、勝てない投資家の典型的な行動です。

また、短期間に10倍になったお宝株を発掘した、というような事を自慢されている方もいますが、私から見ればそれは下がっても下がっても単なる押し目だと我慢して、その都度報われて、結果的に10倍になっただけということであって、単に運任せの投資法と同じです。

例えば、買値から数倍になったことで、その銘柄を買った判断に自信を持ち、これこそテンバガーだと自分の都合のいいように思い込んで、急落してもこの程度の押しはよくある事と買い増しし続け、その後ずるずる下げていっても自分の思い込みに固執し続けて損切りせずにいて、結局資産を失う投資家は珍しくありません。

1年後に10倍になることを運任せに期待するより、確実に勝ち続けられる分速トレードのトレードルールを守って、1日に何回転も資金を働かせ、利益を積み重ねて半年後に倍増されることの方が、確実な投資法です。

1年後は4倍になっていますし、2年後は16倍になっています。
仮に100万円の資金から始めた場合、税金を払っても1000万円以上になっているはずです。
まさに安全確実に10倍に出来るのです。

私は、分速トレードといっても何%利益が出たら決済するとか、何%マイナスになったら損切りするとか、細かい損益を計算する様なトレードはしていません。
私の経験では、この辺までいくだろうとか先入観を持ってトレードに望むと、あまりいい結果が出ないことが多いです。

先入観は一切捨てて、チャートや板情報に流れを教えてもらおうというような気持で、流れを読むことのみに集中しています。
いくら利益が出ているとか、マイナス幅がいくらになったとかを考えることに時間を割いていると、それだけ集中力がそがれますし、自分の間違いを認めたくない損失を避けたいという人間心理が働いて、損切りが遅れるようになります。

私は、エントリーした後には常に自分の判断が間違っていた場合を想定して、逃げることを最優先に考えていますので、例え利益が出ていようがいまいが逆に動く空気を感じたら即決済しています。
逆にどれだけ利益が出ていても、逆に動く空気を感じない時はいつまでも決済しません。

変化のスピードが速い現在の投資環境では、この方法が失敗が少なく継続的に利益を上げ続けられる手法であると確信しています。


空売りも利用する


当たり前ですが、その日株が上がるのか下がるのかは、その時になってみないと分かりません。
ある一定の法則はありますが、仮にまったく同じ内容の好材料が出たとしても、その時の相場環境で、ある時はストップ高まで買われ、ある時は逆に下げることもあるのが相場です。
その時の市場参加者の心理状態で、値動きはまったく違うものに変わっていくんです。

例えば、多くの市場参加者がとても株を買うような気になれないような心理状態の時は、どんな好材料が出ても全然上がらない、という日はよくあります。
そういう状況の日は、下げる確率の方が高いので、売りで利益を上げるほうが確実に稼げます。


トレードは単純に考える


私のトレードに関する考え方は、いたってシンプルです。
言葉にすれば、人気株を買って人気離散株を売る。
多くの投資家の注目が集まる人気株の初動を買い、初動が終わったらさっさと売って新たな人気株の初動を買うということを単純に繰り返しています。
そして、多くの投資家が株を買うのをためらうような下値不安のある時には、人気が離散して誰も上値を買わなくなった株を、空売りするだけです。

そしてそれらを安全確実に実行するためのテクニックが、分速トレードであり、冷静に判断するための基準が、トレードルールに集約されています。
いくら小難しいテクニカル分析理論に精通していたとしても、結局は上に行くか下に行くかは確率1/2で判断するだけですから、ある指標では買いシグナルが出ているが、他の指標でみるとまだ待ちだとか、複雑に考えているうちにチャンスを逃がすのであれば、本末転倒です。


投資スタイルは地合いに合わせて変える


私の投資スタイルは基本的に分速トレードです。
ですが、買った株がまったく下げる気配がなく、あっという間にストップ高まで買われて張り付き、まったく寄るような気配がない時は、翌日に持ち越すこともあります。
地合いのいい時などは、何日もストップ高が続くこともあるため、投資スタイルは地合いに合わせて変えるべきなんです。

地合の良い時の材料株の値動きのイメージとしては、大体3、4日大きく上げて1日大きく下げるような感覚があります。
この大きく下げたのを、自分勝手に天井を打ったと決めつけて、空売りをするなどもってのほかです。
一旦人気に火が付いて注目している人が大勢いると、暴落した翌日でも切り返してくると、まだいけるとばかりにわっとイナゴが群がってきて、急上昇するということがよくあります。

こういった地合いの時は、臆病になってすぐに利食う癖のある投資歴の長い人の方が、儲からない事が多いです。
地合いの良さに魅かれて群がってきた、素人投資家の方が大儲けしてしまう訳です。

ただそうやって大儲けして、自分に投資の才能があると思い込んでいる素人投資家は、次に来る下落相場の空気を感じられずに、いつまでも稼げていた地合いのやり方を繰り返しては失敗し、やがて資金を失くして市場から退場していくことになります。

1日大きく上げても続かずに、翌日には下落するような地合になると、空売りを狙う方が確実に稼げます。
下落相場の空気を感じられずに、いつまでも稼げていた地合いのやり方を繰り返して、上昇銘柄に飛び乗ることしかできない、素人投資家の買いが止まったところで売れば、簡単に儲かってしまいます。

そういった地合いの時に買いで稼いでいるのは、じっと下げ止まるのを待ってリバウンドし始めたら買うという、慎重で臆病な投資家のみです。
結局好地合いの時には派手に稼げなかった投資家が、生き残っていけることになります。
そして好地合いの時でも、悪い地合いの時でも確実に稼いでいける投資家が、自分勝手な予測などせずに、常に臆病に場の空気を読むことのみ考え、流れが明らかになるまで待っていられる、後出しジャンケンのみ狙っている投資家なんです。
そういう人が自分の未来を運任せにしない、勝ち続けられる投資家なんです。

一番危険なのは、以前はこうだったから今回もこうなるだろうと、自分勝手に値動きを予想して、それに固執する自分の観たい未来しか見ようとしない、多くの勝てない投資家です。

この世界で生き残っていくためには、常に市場の空気を読んで、地合い合わせた投資スタイルを選択するべきなんです。