fxダウ理論で勝て

ダウ理論について


FXを含む投資で成功するためには、場の空気つまり大衆心理について理解していなければなりません。
そして場の空気を読むには、市場参加者の多くが認識している基本的な知識は知っていなければなりません。
その中でも私が重要視しているものの中に、ダウ理論があります。
これは理論ですから論文なんですが、これを読んで理解している人は少ないと思います。
私もそうです。
ただポイントとなる基本法則について理解しているだけです。
中でも一番注視しなければならないのは、上昇トレンドは高値、安値が各々前回の高値安値よりも上にあるという理論です。
つまり前回の高値を超えないまま安値を割り込んだら、上昇トレンドは終了でリセットされるということです。
下降トレンドはその逆で高値、安値が各々前回の高値安値よりも下にあるという理論です。
つまり前回の安値を割れないまま高値を抜いたら、下降トレンドは終了でリセットされるということです。

私の投資理論順張りの逆張りにおいては、この理論を分足に置き換えて判断しています。
一つ例を挙げると、それまでは買いを狙える流れの時、前回の谷を抜けるような下げが出た場合そこで流れは一旦リセットになるので、もうその日はトレードを止めます。
理由はここまで読んできた方なら分かると思いますが、絶好球はもうしばらく来ないからです。
確実に取れるチャンスが遠ざかったら、はっきりしない流れにイライラしながら画面を見つめ続けることもありませんから。


ダウ理論とは


少しだけダウ理論について説明します。
ダウ理論には6つの基本法則というものがあります。
簡単に書くと、

1 平均は全ての事象を織り込む
戦争や自然災害はたまた中央銀行関係者や政治家の発言から国家の為替介入などにより、極端に価格が動いたとしてもそれは、需要と供給のバランスによって価格形成されたものであり、現在価格は全てを織り込んだ価格であるという事。

2 トレンドには3種類ある
ダウ理論におけるトレンドの定義には、
上昇トレンドは高値、安値がそれぞれ前回の高値、安値よりも上にある。
下降トレンドは高値、安値がそれぞれ前回の高値、安値よりも下にある。
と定義されています。
そして、トレンドは1年から数年の主要(長期)トレンドがあり、その中に調整の動きにあたる3週間から3ヶ月の2次トレンドがあり、更に2次トレンドの中にも調整の動きにあたる3週間未満の小トレンドがあるというように3種類のトレンドがあるとしています。

3 主要トレンドは3段階からなる
上昇相場の第一段階はチャートがまだ下降トレンドかまたは底値圏のときにここが底値と判断した投資家の買いにより徐々に上昇し始めるのでゆるやかな上昇になります。
第二段階は、上昇トレンドに入ったと見た投資家がだんだんと買いを入れ始めるので上昇が加速度的に急になっていきます。
第三段階は、急上昇につられて新たに参加してきた投資家が買う一方で先行して買っていた投資家は売り始めてくるので、段々と上昇速度が緩やかになり下降へ向かっていきます。

4 平均は相互に確認されなければならない
複数の平均的な指数が存在している時は、片方だけにシグナルが発生しても、他の指数に同じシグナルが発生していない段階では、明らかなトレンドは生まれないという事です。

5 トレンドは出来高でも確認されなければならない
薄商いのなかでの価格の上下では、明確なトレンドは生まれないという考えです。

6 トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する。
明確な転換シグナル、つまり2のトレンド定義を否定する動き、上昇トレンドにおいては前回の高値を上回れずに前回の安値を下回るという事になれば上昇トレンドの転換シグナルが発生したと判断できます。

ダウ理論について私が把握しているのはこの位です。
ダウ理論は多くの投資家が知っている有名な理論なので、大衆心理に影響を及ぼし実際の値動きに反映されると考えています。
私の投資理論にも影響を与えています。