fx相場の流れの優位と方向性

相場の流れの優位と方向性


FXで成功するためのやり方の中で、トレードに臨む前に意識しておくべき考え方が今の流れ(日足レベル)がどちらに優位に傾いているかということです。
私がトレードをする際に常に意識しているのが、相場の流れの優位と方向性です。
目先の動きを読む分速トレードでも、長期のトレンドを把握して現在の相場の流れはどちら方向に優位な流れなのかを意識しながらトレードするのは重要なことです。

例えば、日足が上昇トレンドで直近の流れも上方向の場合、順張りの逆張り理論ではその日の動きがいったん下げに転じてから反転するのを待ちますが、なかなか上げに転じず前回安値も下回っていき、上げに転じても前回高値に届かず再度下げに転じていった場合、その日の流れは下方向ということになります。

それではこの日は売り狙いということになりますが、ここの判断は非常に微妙になります。
分速トレードは直近の値動きをもっとも重視しますが、それまでの流れは上方向なので、買い優位と考えられる相場環境だからからです。

初心者にとって一番いいのはこういう日はトレードしないのが安全ですが、もし狙いたいのであれば買える流れに変化するのを待ってから参加した方が安全です。
理由は、相場の流れが買いに優位な流れだからです。

つまり多くの市場参加者の心理が上方向を向いている状態のときは、例え直近の流れが下方向でもいつ何時元の流れに変わるか分からず、一旦買われだすと買える流れに変化するのを待っていた投資家が一斉に買いに傾くので、一気に上方向へ行く可能性があるからです。

昨日までの流れは上でも、明らかにその日は下という日に売りを狙うのは、それまでの長期トレンドから見ると逆張りということになります。
ただこの逆張りは、私が絶対するなと言っている直近の流れに対する逆張りではありませんので、経験の浅い方にはおススメしませんが、実戦では明らかにその日は下という日には私は普通にしています。

ですがそういったトレードは、買いに優位なトレンドの時の売りですから、流れが止まったら即逃げるようにしています。
私はそれまでのトレンドと逆にエントリーした時は、いつにもまして早く逃げることを心掛けています。

さきほど書いたように、一気に流れが変わる危険性があるからです。
逆張りは非常に怖いので、割り切ってする時は流れの変化というよりも流れが止まったら即逃げるというスタンスです。

よく利益確定の目安とか、損切りの目安はどうしたらいいかと質問してくる方がいますが、これまでの説明を読んでくれば相場の流れの優位と方向性によって変わってくるという事が分かると思います。

それはつまり、エントリーした後の動きは相場の流れによって違うので目安などと固定した決めつけをしないで、利益確定も損切りも関係なく流れのみを重視して決済するようにするべきなんです。

私は、相場の流れの優位と方向性は常に意識してトレードしています。