株で生活している成功者稼ぐやり方

空売りしていい株


相場格言に”休むも相場”というものがありますが、株を含むトレードで生活している私にとって、休むイコール無収入です。
私がトレードで稼いでいるというと、素人の方は、暴落したらどうするんだととかピントのずれた事を言ってきたりもしますが、その時は大儲けできるチャンスだよと答えます。
つまり”売り”で大儲けできるんです。
買いで取るのが難しい地合いの時は、空売りの方が安全確実に稼げる手段です。
私が空売りを狙う株は、前日比マイナスで尚且つ寄付き値より下で推移している、上値買いが入らない弱い株です。
逆に言うと例え前日比マイナスでも、寄付き値より上で推移し上値買いが出る株は、上がるという期待を持っているか、何らかの事情で、その日は上げようとする”筋”がいる可能性があるため、その日は見送りです。
ですから、原則として寄付き値よりも下で推移している株以外は空売りしてはいけません。

空売りしていい株も、弱いと言っても、基本的に売買が活発に行われている売買代金の多い株に限定されます。
それと資本金が少ない株、中でも浮動株の少ない株は株価操縦される危険性が高いので無視します。
目安として、資本金300億円以上はないと怖いです。

空売りの基本は、下げトレンドの株が売りが出なくなってリバウンドに入った後に、買いが止まって自然にまたトレンド方向に下げていく流れを捉えることです。
具体的に下げトレンドに入ったと判断する基準は、直近高値よりも20%以上下落していることです。
私はこの20%のラインを、崖と呼んでいます。
崖を転がり落ちて、上昇の流れに亀裂が入って戻れなくなった(高値更新はもうしばらく無くなった)というイメージです。

そして崖を転がり落ちた株も、目先の投げ売りが出なくなると自然に上昇したりします。
これがリバウンドです。

そしてリバウンドが終わる基準となるポイントが、分岐点です。
私は直近3カ月の最高値から最安値までの価格帯の加重平均価格を、分岐点と呼んでいます。
この付近にくると、それまで損切りを我慢して戻ってくるのを待っていたホルダーが、やれやれの売りを出してきてリバウンドが止まります。
そしてそこから下がり出すと、自分の買い値まで戻るのを待っていた高値圏で買っていしまっていたホルダーが、もう戻らないと諦めて損切りの投げが出てきます。
そしてまたズルズルと下げる流れに戻っていき、底打ちして反転するまではしばらく上がらなくなります。

それでは空売りしていい株の条件とは

  1. 資本金300億円以上
  2. 期間が最高値から3カ月以内のもの
  3. 天井の出来高が、過去2年間の高値時の出来高の7割程度は出来ているもの

そしてリバウンドが終わって再度下げに転じるとどう判断するかといいますと、その条件は。

  1. 分岐点付近へ到達し、出来高が増えても上がらなくなってくる
  2. 分岐点付近へ到達し戻りが終わったと判断できる動き(大き目の陰線、連続陰線、長めの上髭の翌日に陰線等)を確認

以上の条件を満たしていれば、地合いが悪い買いでは取りずらい日にはほぼ間違いなく空売りで取れます。

その他に空売りで取れるケース

  1. 好決算を期待して買われていた株が、裏切られる数字を発表した時。決算発表で売られる株はほぼ売りで取れます。
  2. ある事を期待して買われていた株に、それが起きなかったときは急落するケースが多いです。
  3. ある事を期待して買われていた株に、それが起きた後は出尽くしで一旦下げるケースが多いです。注意点としてそれが業績に大きく寄与するような材料であれば、そこから更に買われるケースもあるので注意が必要です。

空売りしてはいけない株


急上昇して人気化し、売買代金も急激に増えて過熱している理不尽な価格まで上昇した株は、例え急落しても空売りなんか狙ってはいけません。
日々市場で取り引きされ価格が変動している株は、常に今が適正価格なんです。
上げ過ぎの株、下げ過ぎの株なんてありません。
ですからこれは過熱しすぎだ、いくらなんでもやりすぎだから必ず適正価格に戻るに違いないと空売りしても、いったいどこまでやり過ぎるかは誰にも予測できないはずです。
過熱しすぎだと思った価格よりも、さらに2倍、3倍と過熱したら大きな損失を被ってしまいます。