fx 勝てない 助けて


私を助けてくれた言葉


サイト管理人FXマスターです。
トップページにも書いていた私を助けてくれた言葉について書きます。
かつて、なかなか損切り出来ずに、大失敗を繰り返してきた負け組だった私は、このままもう引退するしかないのかと悩みに悩んでいましたが、ある朝夢うつつの中、 ”間違ったら切れ” という命令口調の言葉が突然頭に浮かんできました。
そして目覚めた私は、 ”ああそうか、これで俺は生きていける” とまるで魔法の言葉のように心に染みて来て、その日の内に勝ち組になれるトレードルールを書き上げました。

もちろん、それまでにもトレードルールは書き上げていましたが、いざ、実戦となると、値動きを追う事に夢中になっているうちに、自分で作ったルールを思い出せずに、または理不尽な値動きにカーッと頭に血が上って ”何だよこれは” と悔しさのあまり強引なトレードをしたりして、自分の作ったルールを無視した行動をとったりして、それまでコツコツと稼いできた利益を1日ですっとばす様な大失敗を繰り返していました。
私は、普通にやっていれば毎日それなりの金額を稼げるトレードルールを既に完成させていたにもかかわらず、どうしようもない自分勝手な性格のために、自分の作ったルールを守らず、負け組になっていました。
故意に守らなかったというより、夢中になって頭の中からすっかり抜けていたという方が正確です。
値動きが落ち着いて、ふと冷静になると、あのルールに従っていれば、あそこで損切りじゃないか!なんでルール通り損切りしなかったんだろうと、気が付いた時には許容範囲を大幅に超えたマイナスになっているという負けパターンを繰り返していました。

相場が、狙い通りの値動きをしている時は、全く問題なく利益を積み重ねられます。
問題は、予想外の動きになった時です。
この時、あれ?おかしいな?と心に迷いが生じ、ああ成るかもしれないこうなるかもしれないと、常に自分に都合の良い可能性ばかりを期待して、自分の考えとは逆に動く相場の現実を受け入れられずに、考えれば考えるほど迷い、思考が固まって、損失を受け入れて切るという決断が下せない心理状態に陥っていました。

そうした中で、 ”間違ったら切れ” という単純な命令口調の言葉は、今まで幾つも用意していた、こういう場合はこうしろという今までの長ったらしいトレードルールと違い、座右の銘となって常に私の傍らにあり、大失敗をする事が無くなり、自然と稼げるようになりました。

具体的にどういう効果があったかというと、エントリーした直後、既に ”間違ったら切れ” という言葉が繰り返し頭に浮かんできます。
つまり、エントリーした時点で、損切りする事を前提にエントリーしているのです。

コテンパンにやられて市場から退場していく9割の負け組がなぜ勝てないか?
それは、FXでお金を稼ごうと思ってトレードしているからです。
なんで?みんなそうじゃないのと?思った方は、9割の負け組に属している方です。
お金を稼ぐためにトレードするのと、お金稼ごうと思ってトレードするのでは、結果に大きな差が出ます。
仮にこの二人の1つ1つのトレードの勝率が、同じと仮定します。
お金を稼ぐためにトレードしている人は、いちいち勝った負けたと、1つ1つのトレードでいくら稼いだとかいくら損したとかは全く考えません。
流れに沿ってエントリー決済を繰り返し、結果的に1つ1つのトレードでは、利益が出たり、損切りだったりとなりますが、1日を終えればトータルプラスになっていたという結果が得られることがほとんどです。
対して、お金を稼ごうと思ってトレードしている方は、トレードで損するの大嫌いです。
トレードで儲ける事を前提にエントリーしているので、いざ自分の予想と逆方向に動いて、損失が拡大しているにもかかわらず、もうそろそろ止まるだとか、もう少し待てば反転するかもしれないだとか、しまいには、頼む戻ってくれとお祈りしてしまいます。
結果的に、それまでコツコツ稼いできた利益以上の損失を出してマーケットから退場という結果になっていきます。
マーケットでは、なにも能力が高い人間が勝ち組になって、能力の低い人間が負け組になる訳ではありません。
カリスマ予備校講師の 林修氏が東大卒業後大手都市銀行に入行し、銀行を退職後に株式トレードで生計を立てようとしていて時期があったそうです。
結果は、コツコツ稼いでドカンとやられて全く上手く行かずに借金だけが残ったそうです。
プロの金融の知識を持ち、東大卒業という高い能力を持った人間が、実戦のマーケットの世界では通用しなかったということです。

話は戻りますが、同じ勝率、つまりは能力がほぼ同じこの二人になぜこのような差が生まれるのでしょうか?
それは、負け組の人は、お金を稼ごうと思ってトレードしているので、なかなか自分の間違いを認めて損を確定できないので1回の失敗で多くを失うのに対して、勝ち組の人は、お金を稼ぐためには、いかに損を少なくするかという意識でトレードしているので間違ったと思ったら、即損切りしていた為に、損失額も常に限定的で、間違ったトレード以外は普通にやっていれば必ずプラスになっているのでトータルプラスに持っていけるということです。
この程度の事は、少し勉強していれば誰でも分かっている事ですが、いざ実戦となるとほとんどの方は、負け組さんと同じ行動を取ります。
私も当然分かっていて、そうルールで規定していましたが、ルール通りの行動がとれなかったのです。
そして出来たのが、 ”間違ったら切れ” という単純な命令口調の言葉で、これによりお金を稼ごうとしたトレードではなく、お金を稼ぐためには大きな損を出さないトレードをする事という意識になり、常に間違ったら切れ間違ったら切れと呪文のように唱えながら、切るタイミングを計る損切りを前提としてエントリーになっているのです。
こういった意識でいるから、間違ったと思ったら余計な事は考えずに反射的に損切り出来るようになりました。
正に、私を助けてくれた、魔法の言葉です。