400km/hへの道


 サイトをUPしてから、早2ヶ月少々。すでに更新ペースが月イチになっております(笑)。
 でも、このままではいらっしゃってくださる皆さんに、申し訳がたちません。そこで、掲示板でネタもいただいたことですし、400km/hを越えるセッティングに挑戦してみました。
 実は私、今までこれに本気で取り組んだことがありませんでした。普段、街乗り(笑)に使っているセッティングの最高速も340km/hを越えたあたりです。つまり、基本となるセッティングが無い状態……。
 そこでとりあえず、一番最高速のでそうな組み合わせで試してみることにしました。セッティングは普段使っている、ツインターボ中心のパワー重視のものにHi-Techを追加。シャシーとボディは、軽量化と空力特性を中心に組んでみました。当然ながら、コースは湾岸下りのUOR、無制限クラスです。

Engine : R26B-TT34
Chassis : type-ELE2
Body : HighwayStar

1006.1ps/ 5500rpm 1475kg

結果は惨敗…、349km/hでした……。全然伸びてくれません。やはりシャシーが重過ぎるのが、よくないのでしょうか?
 そこで、シャシー一覧表とにらめっこです。ELE2の次に最高速が高いのは……。type-BUS…、却下! type-TRK……、却下却下!! うーん……。お、これだっ! type-BDだ!
 というわけで載せ換え、重量も1140kgまでおちました。早速挑戦してみましょう。

 結果は364km/hでした。多少伸びたとはいえ、目標にはほど遠い数値です。
 それにしてもR26B-TT34、意外なほど上が回ってくれません。やはりNAの方が、上が回るのでしょうか?
 というわけで、もう一つの高回転エンジン、CB32の登場です。パーツセッティングは、とりあえずそのままです。
 さてさて、長いロード時間の後に、ようやくカウントダウン。かん高いエグゾーストノートが、なにかを期待させてくれます(笑)。
 が…、368km/h……。目標まで残り32km/h…、長い道のりです。
 それにしてもCB32。さすがNAというかなんというか、後付けターボてんこ盛り(笑)でも、ちゃんと上が伸びてくれます。それでもやっぱり頭打ち…。
 うーん、これ以上速度を出すにはどうしたらいいんでしょう? このままでは、サイト名に恥じない結果で終わってしまいます(笑)。じっと手を…じゃなくてエンジンコンプリート画面を見る私。山型の出力曲線が、物悲しさをかもし出しております。

 ん? 山型? …………そうか! そうだったのか!

 なんと、ヒントは意外なところに隠されていました。そうです、拙作の小説にも登場する、あの姐さんです!
 ということで、ピストン交換! ターボもVenus&Marsを除いて全交換! ついでにECUもHunaudieresに換えてやります!
 な、なんというY=Xの二乗的なパワー曲線でしょう! これは期待できます!
 早速スタートだぁっ!

 うおお、伸びる伸びる! すでに380km/h突破!
 って、ハンドル切れないしぃぃぃぃぃぃっ!

 という訳で、途中で壁に激突してしまった私ですが、なんとか目処がたちました。何度かの再挑戦で、391km/hまでもっていくことに成功です。後はセッティングを煮詰めるだけです。
 が、そう簡単にいくはずもありません。エンジンパーツはいくらいじっても、それ以上の結果を出すことができませんでした。
 とりあえず、暫定最速セッティングとしておきます。

UNIT : CB32
LoComp/-2, Venus&Mars, T-7500, Big-Bang, 32-Rocket,
Hunaudieres, Friction-0, FW-PRO

 うーん、カリカリのセッティングですね(笑)。
 さて、次にシャシーですが、今以上にいじるところが見つかりませんでした(笑)。よってこれも、暫定最速です。

UNIT : type-BD
FinalWaepon, AirPentagon, Dimension-4, C-Diet/50/40/30/20/10

 最後にボディです。これは『CD値について』で検証したデータから、空力特性に優れていると思われる上位9種類で比較してみました。結果はやはりデータ通り、Seven-FD・HighwayStar・Backyard-SPの上位3種がいいようです。まあ、結局のところ、最軽量のBackyardが一番速かったわけです(笑)。
 でも、今の最高時速が395km/h、あと5km/h足りません。うーん、あと煮詰めるところっていったら…、やっぱこれしかないよな……。
 というわけで、Carbon-CとEX-Wing-Eを外して、装着してみました、Aero-Diablo。ついでに、空いたソケットに軽量化パーツを入れてやります。すると……

 あっさりと404km/hまで到達してしまいました(笑)。

 おそるべし、Diabloチューン(笑)。なにはともあれ、これを基本にして調整。で、次が暫定最速の組み合わせです。

UNIT : Backyard-SP
Aero-Diablo, CFRP-Pannel, CFRP-Door, B-Diet/40/30/20/10

 とりあえず目標には達したわけですが、肝心なことを忘れていました。そう、さらに最高速の出るシャシー、ELE2の存在です。さっそくチャレンジ、ソケットに入れるパーツはそのままです。

 うーん…、400km/hも出ないし……。

 そういうわけで、最高速チャレンジの結果が出ました。上記3種類の組み合わせが、一番速いようです。記録は404km/hでした。

 これにて、終了!


 でも、ちょっと待ってください。このまま終わってしまっていいのでしょうか? これだけでは、たんなるチャレンジレポです。
 そう、このコーナーは『Quest Of CAR TUNE』なのです。ということは、まだまだすべきことが残っているわけです。
 つうことで、400km/hを越えそうな組み合わせ、大調査大会ー!

 と言ってしまうのは簡単ですが、実際にはかなり大ごとです。まずは組み合わせ自体から探さねばなりません。
 ご存知の通り、最高速はエンジンとシャシーの組み合わせで決まります。別記のユニット一覧表に最高速が書いてありますが、エンジンは一筋縄ではいきません。ECUを装着すれば、表の数値を簡単に越えてしまうわけです。しかも、ECUによる最大回転の上昇は、何%という定率ではなく、何rpmという定数上昇です。つまり、ユニットによって上昇率がバラバラなわけです。
 そこで、涙を飲んで調査してまいりました。各ユニットのおおまかなレブリミットと、その上昇による最高速度の期待値です。
 細かい数値は表を参照していただくとして、とりあえずユニットの選別に入りましょう。どの組み合わせが400km/hを越えるかというのは、簡単な計算でわかります。各エンジンはtype-86との、各シャシーはG-4A F-SPLとの組み合わせで最高速を計測(または算出)してあります。そして、type-86とG4A F-SPLの組み合わせは最高速230km/hです。つまり、この230km/hを1として各ユニットの最高速倍率を算出し、エンジンとシャシーにおけるそれの積が400÷230=1.7391を越えればいいわけです。
 まずはエンジ…いや、シャシーの選別に入りましょう。エンジンで最高の速度期待値を誇るのは、やはりR26B-TT34で374km/h、つまり1.6261です。ということは、シャシーは1.7391÷1.6261×230、すなわち最高速が246km/hを越えるものであれば、400km/h越えを期待できるわけなのですが……
 けっこうあるな…、これ……
 と、とりあえず、250km/hを越えるものを、type-BUSとtype-TRKを除いてチョイスしてみましょう。
 以下がそのリストです。

ユニット名 最高速度 重量
type-COS 250km/h 1160kg
type-MK-4 253km/h 990kg
type-MK-V 253km/h 1000kg
type-33R 255km/h 1105kg
MOVE-33R 255km/h 1105kg
type-34R 255km/h 1115kg
type-LP4 257km/h 630kg
type-MD4 258km/h 795kg
type-F12 259km/h 925kg
type-DV 260km/h 1015kg
D-VIP 267km/h 950kg
type-VIP 267km/h 1050kg
type-BD 272km/h 960kg
type-ELE 304km/h 1380kg
type-ELE2 304km/h 1260kg

 とりあえず、最高速度が同じ物、つまりホイール径が同じと推測されるものは、最軽量にセッティングできるもの以外を除こうと思います。

 次にエンジンですが、シャシーにELE2(304km/h、つまり1.3158)を選択した場合に、400km/hを越えるものはといえば、1.7391÷1.3158×230で、最高速期待値が304km/h以上あればいいわけです。
 それらを全てリストアップしてみると……

 『………………』

 そ、それらの中から251ps以上のものをリストアップしてみると、以下のようになりました。なぜ251psなどという半端な数字なのかというと、S20R-T Rという、とても400km/hを越えそうにないユニットまで含まれてしまうからです(笑)。

ユニット名 最高速期待値
B13T-NEW 322km/h
R26B-MOVE 323km/h
L-4V12 330km/h
GT-1J 335km/h
B20-TT 335km/h
F5L-12 335km/h
B13T-280 337km/h
V30G-TT 339km/h
V30G-MD4 340km/h
R26B-TT32 341km/h
R26B-TT33 341km/h
GT-2J 342km/h
V30G Diablo 362km/h
CB32 362km/h
R26B-TT34 374km/h

 というわけで、これらの組み合わせを表にしてみました。縦がエンジン、横がさらに選別を済ませたシャシーのユニットです。期待値が400km/h以下の組み合わせは省略してあります。表中の2段になっている数字は、上が最高速期待値、下が実計測値です。単位は省略しました。


COS MK-4 33R LP4 MD4 F12 DV VIP BD ELE2
B13T-NEW - - - - - - - - - 426/
373
R26B-MOVE - - - - - - - - - 427/
385
L-4V12 - - - - - - - - - 436/
413
GT-1J - - - - - - - - - 443/
366
B20-TT - - - - - - - - - 443/
377
F5L-12 - - - - - - - - - 443/
428
B13T-280 - - - - - - - - - 445/
379
V30G-TT - - - - - - - - 401/
388
448/
376
V30G-MD4 - - - - - - - - 402/
401
449/
399
R26B-TT32 - - - - - - - - 403/
385
451/
383
R23B-TT33 - - - - - - - - 403/
385
451/
383
GT-2J - - - - - - - - 404/
371
452/
366
CB32 - - 401/
399
404/
400
406/
395
408/
399
409/
396
420/
397
428/
404
478/
402
R26B-TT34 407/
392
411/
395
415/
398
418/
399
420/
398
421/
400
423/
400
434/
396
442/
401
494/
401



 とまあ、こんな結果になりました。うーん……、なんという、無駄なスペースの多い表なのでしょう(笑)。
 ちなみに実測値は、最終コーナーの壁につっ通る寸前にでた数値です(笑)。ただし、私のようなヘタレゲーマーが出した数値なので、決して最高のものではありません。上手い人がプレイして、第一第二コーナーでスピードを乗せれば、あと2・3km/hくらい伸びる可能性もあります。というか、その可能性はかなり高いです(笑)。

 とりあえず、総括など。
 まず意外だったのは、ロータリーエンジン3種が全て頭打ちで、しかもそれほど結果が変らなかったことです。B20-TTは結構いいところまでいくと思ったのですが…。まあ、B13T-NEWの健闘が光ったというところでしょう。
 R26B-MOVEは、ソケット無しのわりには頑張ったようです。
 GT-1JとGT-2Jは、アレでした(笑)。さすがト○タのエンジン、乗り心地と運転のし易さを追求しているのでしょう。
 これも意外だったのはV30G-MD4ですね。type-BDとの組み合わせで、ほぼ期待値通りの速度をたたき出しました。惜しむらくは、ソケットが7つしかなかったことでしょう。8つあれば、ELE2でも400km/hを越えていたはずです。
 R26B-TT32とTT33は、可もなく不可もなくといったところですか。予想通りの数字でした(笑)。出力数値にに差が出ていても、結果が同じというところが、なんとなく微笑ましいです。
 CB32とR26B-TT34は、結構似たような結果が出ました。MD4・F12・DVで上下が逆転しているのが、面白いところです。多分、総重量とホイール径による加速抵抗値の差、そしてパワーとトルクの関係が、このような結果を生んだのでしょう。期待値との対比を見ると、やはりCB32の方が、高回転域での伸びがいいようです。ちなみに双方とも、ELE2との組み合わせでは、Hunaudieresの替りにTC-15を装着しています。ECU付きでは、400km/hを越えませんでした。CB32は、フケきった状態で402km/hでした。
 で、L-4V12とF5L-12なんですが…、なんなんでしょうか、この二つ(笑)。人が死ぬほど苦労してたてた最高速記録を、なんの苦もなくあっさりと塗り替えてくれました。L-4V12の方は頭打ちになっていましたが、F5L-12は直線がもっと続いていれば、まだまだ伸びそうな勢いでした。その代わり、下が全然回りません(笑)。L-4V12なんか5000rpm以下はスカスカで、バトルモードの山田に、スタートであっさり置いていかれます。後であっさりと抜き返せますが(笑)。
 えー、すいません。V30G-Diabloなんですが、メインで育てているセーブデータではゲットしておりません(笑)。他のデータで計測してみたのですが、なにしろシャシーが全然育ってないもので……。しかし、なんとか育てたtype-LP4で走ってみたところ、ぜんぜんフケきりませんでした。ということは、まあ、その他のシャシーでもフケきらないということでしょう。

 と、まあ、こんな感じで最高速チャレンジは終了です。が、マニュアルシフトでパワーバンドをキープするなど、400km/hを越えるセッティングが、まだまだたくさん残っているはずです。皆さんもこのコーナーを参考に、是非チャレンジしてみてください。そして、このページに出ている記録を、スパッと塗り替えてやりましょう。

 さて、ここまでテストを続けてきて思いました。なんでこんなに手間のかかるサイトを、始めてしまったのだろうと(笑)。しかもコースレイアウトや敵車の存在など、データ取りを妨げ、こちらのストレスを溜めまくる要素がてんこ盛りです。
 どうでしょう、スクエアさん。データ取り用に0-1000mドラッグや100kmくらい直線の続くコースを採用した特別エディションなど製作して、私にプレゼントしてもらえません?(笑)



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